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実施地域

神奈川県

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取組内容

地方創生・地域活性演習

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実施体制

学部・学科

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連携状況

地方自治体・国

明治大学

湯河原町で観光関係者に施策を提言(文学部)

2025年2月10日

取組概要

 文学部1・2年生16人が、2024年12月16日に神奈川県足柄下郡の湯河原町を訪れ、湯河原町商工会長、湯河原町温泉旅館協同組合理事長、湯河原駅長、同町観光課職員など同町関係者9人と、神奈川県の県西地域を担当する県庁職員らを前にプレゼンテーションを行った。これは、文学部が湯河原町の協力を受けて実施したPBL(課題解決型学習)の最終発表会に当たり、昨年度に続いて2回目の実施となった。

成果

 参加学生は約3カ月にわたって発表会に向けた現地での実地調査や、同町の観光課長へのオンライン取材などの準備を行ってきた。若年層や外国人といった新たな客層獲得を目的とした大テーマ「湯河原への観光客を増やす施策」と、同町観光課から課せられた「海辺地域の活性化」「インバウンド増加を達成する施策」の副テーマに基づき、4人ずつ4チームに分かれて提案を行った。

 発表の結果、長郷朝史さん、宮島帆香さん、田中優衣さん(2年)、吉田惠理香さん(1年)の4人が所属するA班が優秀チームに選ばれた。A班は、観光ルートを提案する内容を記載したおみくじや、名産品やご当地ゆるキャラを用いたガチャガチャ、スマートフォンを活用したデジタルスタンプラリーなど実現性の高い提案を行った。

 リーダーを務めた長郷さんは、「どの班もSNSを活用する提案を行っていたが、自分たちはそれだけに頼りきらず、現地に足を運んでくださった方を楽しませることに力を入れて発表した。その点を評価いただけたのであればうれしい」と笑顔を見せた。優勝した4人には、同町の温泉が自宅で楽しめる入浴剤「クラフト温泉」が贈呈された。

 湯河原町関係者からは「明大生の皆さんが、湯河原町の観光産業について真剣に考える時間を設けて足を運んでくれたことに感謝したい」「湯河原町は名だたる文豪が執筆のために滞在した文学の町。これからも文学部の学生さんと魅力をアピールできれば」といった感想が寄せられた。

 さらに、神奈川県県西地域県政総合センター企画調整課・商工観光課長の諸星治哉氏は、「レベルの高い発表内容でとても充実した時間になった。ぜひ、これからも湯河原町や神奈川県の観光地に関心を持って、関わり続けていただきたい」と期待を寄せた。

 担当した文学部職員は「学部の授業の枠を超えた体験を通じて、大学生活を楽しみながら、社会人として活躍するための基礎力を高める機会につながったのではないか」と振り返った。

関連リンク

https://meijinow.jp/meidainews/social/112447

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