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石川県

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地方創生・地域活性演習

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ゼミ

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地方自治体・国

専修大学

文・福冨ゼミ 動画制作で能登の復興支援

2025年2月21日

取組概要

 メディアコンテンツ制作を実践的に学ぶ文学部ジャーナリズム学科の福冨忠和ゼミは今年度、4年次生が中心となり、17人が中能登地域の「今」を伝える動画制作に取り組んだ。企画、取材、撮影、編集の全工程を手がけ、特産品や移住をテーマに計10本を制作。YouTubeに開設したチャンネル「テレビのと」(@tvnoto)で順次配信している。

成果

 活動は、石川県七尾市、羽咋市、中能登町とその住民でつくる「能登地域移住交流協議会」との連携事業。
 能登半島地震の被災地では人口流出への対応が大きな課題となっている。「中能登地域の現状と魅力を伝えて人を呼び、復興の手助けをしたい」。ゼミ生はチームごとに企画を練り、夏期休暇を利用して計3回、2市1町を訪問。人々の話に耳を傾け、現地の今をカメラに収めた。

 ふるさと納税の返礼品になっている各種特産品にスポットを当てた動画では、和菓子店やガラス工房を取材し、商品の魅力を紹介。他にも、移住プランナーや水産加工会社の社員から話を聞き、震災時の様子や、地域の素晴らしさを多面的に伝えている。

 ディレクターを務めた熊野瑠人さん(4年次)は、「能登を元気づけたいという思いで、ポジティブな要素を積極的に伝えることを心がけた」と話す。福冨ゼミはキャンパスがある川崎市の魅力を紹介する情報番組を毎月制作しており、「普段から市民の方と交流する機会が多く、その経験を生かして深い話を引き出すことができた」と振り返る。
 熊野さんは、「中能登地域では営業を再開している店舗なども多い。動画をきっかけに興味を持ち、現地で観光や食事、買い物を楽しんでもらえたらうれしい」と語った。

 制作した動画の一部は、1月16日に神田キャンパスで開かれた公開講座「令和6年能登半島地震から1年 交流の観点から考える被災地とのつながり」で、学内外の受講者に披露した。公開講座は同協議会の主催。福冨教授がファシリテーターを務め、交流人口の減少とジャーナリズムによる訴求効果について考えた。

関連リンク

https://www.senshu-u.ac.jp/news/nid00024653.html

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