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埼玉県東京都

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聖心女子大学

聖心女子大学の学生らが“自然”と“英語”に楽しく触れる学習キット「Metsä NATURE MAP」の開発に協力

2025年3月4日

取組概要

聖心女子大学(東京都渋谷区)の学生たち総勢32名が、北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」(埼玉県飯能市)が販売する自然観察キット「Metsä NATURE MAP(メッツァネイチャーマップ)」の開発に協力しました。

これは、2023年度から2024年度にかけて、メッツァビレッジイベントにおけるインターンシップ、現地でのフィールドワーク、講義を経て完成した、株式会社メッツァと英語文化コミュニケーション学科開講科目「翻訳を通した企業協力」との産学連携プロジェクトです。本学の学生たちはこれまでも施設の案内パンフレットの英訳等に協力していました。

学生たちは英語の専門性と柔軟な発想力を活かして、各コースのキャッチコピーやチェックポイント・クイズ要素などを提案し、キットの開発に臨みました。

成果

◆自然観察キット「Metsä NATURE MAP」概要
学習指導要領(平成29年告示)をベースに、各科目から学びの要素を反映して開発。キットを通じて子どもたちが自然や生きものを身近に感じることで、環境を守るために何ができるかを考えることや、五感を使って英語の知識を身に付けること、正解のない問いを通じて感じたことを言葉にする力や異なる意見を尊重する力を養うことを目的としています。

◆プロジェクト参加学生コメント
「五感を使って自然を感じ、楽しく英語を学べるキットの作成を目指しました。企業の方針に沿ってよい提案ができるように、小学生の英語学習指導要領や海外の植物図鑑を読んだことで、私自身も新しい知識を沢山得ることができたと感じます。地域によって呼称の異なる動植物の表記や、英語・自然の知識の難易度の設定など難しい課題もありましたが、商品として完成させるためにはどうするべきか、ということを企業の方から伺いとても勉強になりました。2年間のプロジェクトを通して完成したこのキットが、自然や英語を「楽しい」「面白い」と感じるきっかけになれば嬉しいです。」

「北欧らしさと飯能の自然を活かすことや、主な対象学年の学習指導要領を参照し、使用する方々が楽しく、かつ役立つ英語を取り入れることを心がけ、皆でアイデアを出し合うことができました。これまで観光施設などで何気なく手に取っていた地図やパンフレットですが、キットづくりを通して、作り手の思いや工夫に目を向けることができるようになりました。」

◆指導教員 高橋実紗子専任講師コメント
「本プロジェクトは、2023年度および2024年度の開講科目「翻訳を通した企業協力」の履修学生等、総勢32名が参加した産学連携の取り組みです。初年度には学生インターンとしてメッツァビレッジで開催されたイベントにも協力しつつ、メッツァの森をめぐる自然ふれあいキット「Metsä NATURE MAP」の制作に関わりました。キットの完成を目指す今年度、学生たちはメッツァビレッジという場所の世界観を深く理解して翻訳作業にあたるべく、事前学習として同施設の「北欧」や「自然」といったコンセプトを確認したうえで、現地へ足を運び、メッツァの森でフィールドワークをおこないました。鳥のさえずり、風の感触、葉の香り、木の実の味わいなど、五感を最大限に使って実際に自然を体験し、対象読者である小学生が森のなかでどのような発見を楽しむことができるか、自然を通じたはじめての英語体験をもっとおもしろくするにはどうしたらよいか、意欲的に話し合いを重ね、各コースキャッチコピーの考案、クイズ・豆知識項目の提案、翻訳に取り組みました。
普段の大学の授業で使う英語ではなく、小学校で習う英語という制限内で翻訳するには、学生たちの創意工夫が不可欠でした。商品として販売されるものの制作に携わる責任を感じながら、小学生のはじめての英語/自然体験に関わる喜びを味わうことができたようです。」

関連リンク

https://www.u-sacred-heart.ac.jp/news/20250228/20608/

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