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福岡県

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取組内容

演習社会貢献

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実施体制

ゼミ

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地方自治体・国, その他

西南学院大学

【外国語学部・山田ゼミ】福岡女学院高等学校との協働授業プロジェクトを実施

2025年3月14日

取組概要

 外国語学部・山田ゼミ(山田智久教授 専門:日本語教育、教育工学)では、福岡市南区が主催する多文化共生イベントの課題解決に向け、福岡女学院高等学校との協働授業プロジェクトを実施しました。このプロジェクトは、ゼミ活動の一環として行われたもので、教員から出された「多文化共生に係る課題を見つけ、それを社会実装で解決せよ」という課題を解決するもの。この課題に対して、ゼミ生は若者の多文化共生への興味関心のなさが問題であると調査から導き出し、実際に福岡女学院高の生徒への授業を実施し、そこで得た知見を福岡市南区役所にプレゼンをすることで課題解決を試みました。

成果

 福岡女学院高との協働授業は2月に2回実施され、1回目の授業では南区に住む外国人の現状や課題について、参加した生徒たちと知識を共有。生徒たちは「日本や福岡市に住む外国人の割合や多文化共生イベントの存在を初めて知った」と驚き、強い関心が示されました。2回目の授業では、南区が実施する既存の多文化共生イベントを改良・改善するためのグループワークを行い、イベントの開催場所や周知方法など、高校生たちの斬新な視点と柔軟な発想を交えながら活発な意見交換が行われました。

 2月28日には、高校生と共に作り上げた4つのイベント改善案を実際に南区役所に持ち込み、区の担当者に報告。担当者からは、「若者視点からの提案やSNS利用状況に関する情報が新鮮で有益。今後の広報活動や企画に取り入れたい」と好反応を得ました。また、ゼミ長の川辺美有さん(外国語学部3年)はゼミ活動やプロジェクトを振り返り、「“誰かのために動く”という経験をし、達成感を味わうことができた。今後も在留外国人が置かれている現状を広く知ってもらうための活動を続け、より良い社会の実現に向け取り組みたい」とコメントしました。

 このプロジェクトを通じて、ゼミ生は課題解決力を養えただけでなく、異なる世代の視点を取り入れる重要性を学びました。また南区役所との連携により、実際の社会課題に対する理解を深め、実践的なスキルを身につけることもできました。この協働プロジェクトはゼミ生にとって貴重な学びの機会となり、多文化共生社会の実現に向けた有意義な一歩となることが期待されます。

関連リンク

https://www.seinan-gu.ac.jp/news/2025/16364.html

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