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専修大学

社会知性開発研究センター/ソーシャル・ウェルビーイング研究拠点が国際シンポジウムを開催

2025年4月8日

取組概要

 社会知性開発研究センター/ソーシャル・ウェルビーイング研究拠点(研究代表者:嶋根克己人間科学部教授)は2月6、7日、生田キャンパスをメイン会場に国際シンポジウムを開催した。大学共同利用機関法人情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設社会データ構造化センターとの共催で、オンラインでも配信した。

 今回のシンポジウムは、独立行政法人日本学術振興会 研究拠点形成事業(B.アジア・アフリカ学術基盤形成型)として採択された同拠点の研究テーマ「アジア型社会関係資本を活かした途上国における能動的レジリエンスの醸成(コーディネータ:金井雅之人間科学部教授)」の3年にわたる研究活動を締めくくるイベントとして開催された。

成果

 6日は研究ミーティングを実施し、午前は、「アジア8カ国・地域で2019—23年に実施した幸福に関するインタビュー調査データの公開」及び「国際共同研究におけるデータ・マネジメント」についてディスカッションが行われた。午後は、2025年度から実施する予定の幸福に関する第2回調査票調査のスケジュールや調査票に盛り込む質問項目に関する議論が行われた。

 7日は、第9回ソーシャル・ウェルビーイング研究国際コンソーシアム大会を実施し、「ソーシャル・フローリッシングと正義」及び「社会関係資本、社会福祉とソーシャル・ウェルビーイング」をテーマとして、日本を含むアジア8カ国・地域からそれぞれ一つずつ研究報告が行われた。2日間のシンポジウムには、日本及びアジア7カ国・地域(タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、モンゴル、韓国、台湾)の研究者41人が、対面またはオンライン形式で参加した。

 今回の国際シンポジウムについて、コーディネータを務めた金井教授は「ソーシャル・ウェルビーイング研究拠点は今年度末で11年間にわたる活動を終えますが、この間アジア8カ国・地域の大学や研究機関とともに、調査票調査(2015—17年)、インタビュー調査(2019—23年)、フォトボイス調査(2022—24年)の三つの国際比較調査を行いました。また、研究拠点形成事業では8カ国・地域の若手研究者たちの育成プログラムを実施し、論文の出版やネットワーク形成に貢献しました。2025年度からは調査票調査の第2回目を行う予定であり、そのための科研費基盤研究(B)の採択も内定しています。専修大学を中心にこれまでに築き上げてきた研究ネットワークをさらに発展させるべく、今後も研究活動を続けていきます」と述べている。

関連リンク

https://www.senshu-u.ac.jp/news/nid00024905.html