
取組概要
3月14日(金)に行われた「社会人基礎力育成グランプリ」(主催:社会人基礎力協議会)の全国大会において、福岡大学経済学部の科目「ベンチャー起業論」が、審査員特別賞および協賛企業団体賞を受賞しました。
「社会人基礎力育成グランプリ」では、大学が教育の一環として実施している取り組みの中で、「どのような活動に取り組み、どのように成長できたか」についての発表(プレゼンテーション)を行います。その発表に対して、「社会人基礎力」の成長度合いや一般教養・専門知識の深まりについて評価されます。
代表の中山美空さん(経済学部3年次生)さんと中村元紀さん(同3年次生)は2月24日(月)に行われた九州・沖縄地区予選大会で最優秀賞を受賞しており、各地区の最優秀賞受賞校が集まる全国大会で「ベンチャー起業論の取り組みを発表しました。
成果
審査員からは、「企業と協働して課題の抽出・分析から実現可能な提案までを取り組み、実装まで行った精神力や行動力、リーダーとして苦労を乗り越えた点」が評価されました。
「ベンチャー起業論」を担当する経済学部の岡祐輔准教授は、「学生たちがこの結果に満足せず、『悔しい』と言っていたことにうれしさを感じました。自分たちで競い合う学内のビジネスプランコンテストでの優勝も一つの目標ですが、外部のコンテストに出ることで、本当に社会課題を解決するためには、『組織内や自分たちだけではできず、関係者の協力を得る必要がある』ことに気付いたと思います。ベンチャー起業論では今後、社会課題に取り組む上で協働して解決するため、他大学の学生と交流を深めるなど、仕組みを取り入れていきたいと考えています。その中で、創造力、分析力、調整力などを身に付けながら、自分の強みを発見し、伸ばしてもらいたいです」と話します。