
取組概要
能登復興を掲げた星稜ボランティア事業として、「出張!パパママ銭湯(2回目)」がいこいの村能登半島(志賀町)で開催され、「パパママ銭湯応援隊」に所属する人間科学部こども学科12名の学生が、未就学児をもつ世帯を対象に入浴支援を実施しました。
学生達はあらかじめ宝達志水町、羽咋市、志賀町付近の15の幼保施設を巡り、約800世帯の親御さんへの宣伝告知を開始。その成果からか、当日は約30世帯のご家族が来館し、大賑わいとなりました。
親御さんからはとても満足したとお声をいただき、日々の慌ただしい子育てから少し解放されたお風呂タイムを提供することができたようです。
*パパママ銭湯とは?
金沢市と石川県公衆浴場業生活衛生同業組合、人間科学部こども学科の学生達が協同で実施している入浴支援企画です。
保育士志望の学生がお子様の着替えのサポートや臨時託児所を開設しお世話をすることで、未就学児を持つパパやママにゆっくりお風呂に入ってもらう事を目的としたサービスです。
成果
人間科学部こども学科 3年次 K・Yさん(石川県 羽咋高等学校出身)
パパママ銭湯では普段関わることのできない乳児から小学生まで、たくさんのこども達と関わることができました。中には、話しかけても全く反応せず、固まってしまう子や抱っこすると泣いてしまう子もいましたが、それぞれの子にあった接し方を模索していく中で、こども達が「楽しい!」と感じられるような関わり方を見つけることができました。
また、親御さんからもたくさんの感謝の言葉を頂き、最初は怖がっていたこどもも、「まだ遊びたい!」と帰るのを嫌がる様子を見せてくれた時には本当に嬉しく感じました。復興支援には片付けや家屋の修復といったものだけではなく、このような心の支えも重要です。これからも学生が力になれる復興支援を続けていこうと思います。
人間科学部こども学科 3年次 I・Cさん(石川県 金沢高等学校出身)
パパママ銭湯では、実習や模擬体験などで関わることのない0歳児と触れあう機会も多くあります。人見知りをする子は大声で泣くし、当然のようにお母さんやお父さんを求めています。安心感を与えたり、子供に寄り添い共に遊び、時には歌を歌ってあげたりと保育にはさまざまな手法があるため、今回の企画で実際に多くの子供たちと触れ合うことで、より実践的な学びを得ることができました。
また自分以外の学生が保育をする姿を見ることで、仲間から学ぶこともたくさんありました。友達の保育学生としての良さや、自分の足りない部分も見つけられる機会にもなりました。