取組概要
9月5日、上智学院とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下あいおいニッセイ同和損保)は、障がい者スポーツ(パラスポーツ)支援を通じた共生社会の構築を目指し、包括連携協定を締結しました。
同日、同社の金杉恭三代表取締役社長らが来校し、調印式が執り行われました。同社が私学教育機関と協定を締結するのは今回が初となります。同社は日本障がい者スポーツ協会の公式パートナーとして、講演やパラスポーツ体験会などの啓発活動のほか、パラアスリートの雇用にも積極的に取り組んでいます。
両者は、上智学院が進める「ソフィア オリンピック・パラリンピック プロジェクト」を中心に交流を重ねてきました。これまでにパラスポーツ観戦ツアーをはじめ、バリアフリーを考えるシンポジウム、通訳・言語ボランティア養成講座などを共催してきた実績があります。本年度春学期には、同社経営企画部スポーツ振興チームリーダーの倉田秀道氏をコーディネーターとして、連携講座「パラリンピアンと考える障がい者スポーツと共生社会」を開講しました。また、9月23日には、締結後初の協働企画として、パラスポーツの水泳観戦ツアーが行われる予定です。
佐久間勤理事長は、今回の協定締結に寄せて「『他者のために、他者とともに』を教育精神とする本学院と、行動指針に『地域密着』を掲げ、障がい者スポーツ支援を通じた地域貢献に取り組むあいおいニッセイ同和損保は、共生社会の実現に貢献できる人材養成という共通の理念を有しています。ソーシャル・インクルージョン(社会的包容)の重要性を若者たちに訴求していくとともに、課題解決に向けて具体的に行動できる人材の養成に、より一層力を入れて協働していきたい」と抱負を述べています。