取組概要
三重県南伊勢町の道行竈(みちゆくがま)の地域活性化を目的に、住民と皇學館大学(伊勢市)が連携して取り組む「南伊勢地域連携日本酒プロジェクト」。
町と同大が締結した包括連携協定の取り組みの一環として行われている。約350平方メートルの耕作放棄地を活用し、酒米「神の穂」を栽培し、県内4つの酒蔵の中から醸造委託先を決め、約千本を製造する予定。農作業からマーケティングまで学生が参加している。
成果
地域は、水が豊富で米作りに適しており、昔から農業が盛んだったが、現在は後継者不足のため耕作放棄地が増え、町や同大と協働で日本酒造りをきっかけとした地域の再生を目指す。
地(知)の拠点大学として地域と協力し、CLL活動(伊勢志摩定住自立圏を中心とする三重県内の地域課題について体験を通して学ぶ学修プログラム)に参加する学生も稲刈り作業などを9月に行う予定であり、日本酒の販売方法やラベルデザインの考案なども担当する。