取組概要
異なる学部の学生がひとつのゼミナールで協働で課題に取り組む中で、チームワーク、リーダーシップ、自己管理能力など社会で求められる実践的な力の向上を目指します。
本プロジェクトは前半(phase1)と後半(phase2)の2段階があり、前半では学部ごとに分かれて、後半は三学部横断チームとなり作業を進めていきます。
また、企業との産学連携のもと実際の企業から課題をもらい、解決策を提示する学習法(PBL)を取り入れています。
成果
課題は「CSR報告書の作成」です。セメスターの前半は学部ごとのチームで学部の特性を生かした分析を行い、中間発表会で報告します。後半は、学部横断チームとなり、前半での各学部の調査結果を生かして、協働で「CSR報告書」の制作に取り組みます。最終報告会では、企業の方を招いて最終成果をプレゼンテーションします。
CSR活動を調査し、報告書を実制作することを通して、学生自らも一市民として持続可能な社会を築くために果たすべき役割を意識することを目指しています。また、今まで知らなかった他学部の学生とその専門性に触れ、協働で一つのものを作りあげる活動を通して、異なる考え方や価値観を知り、現実社会を生きる上で必要となる「多様な視点」を学生が身につけることを企図しています。
また授業を通して、実際の企業の方とのコミュニケーションがとれるので、実社会を深く知る機会となります。大学の専門性と実社会との隔たりが問題視される現在において、大学での専門性を感じつつ、社会でそれを応用するための両者の「橋渡し」となることを目指して本プロジェクトは設計されています。