取組概要
知能情報科学部の北村達也教授は、コミュニケーションの土台となる発生に悩む人がいることを学生の卒業論文で知り、全国15の大学と大学院の学生を対象に「話すことに関する意識や実態に関するアンケート」を実施し、その結果、全体の約3割が発音がうまくいかないと感じることが「ある」「どちらかといえばある」と回答しました。また、そのうち約9割から発音を改善したい要望があったため、発話に不自由を感じている学生らがゲーム感覚で改善に取り組める訓練ソフトを開発しました。
成果
このソフトはパソコンの画面上に表示された文字を読み上げると、カメラで顔や口の動きを測定しアドバイスが表示され、発話をサポートします。そのほかにも声質や滑舌を改善するために楽しみながら訓練できるトレーニング装置も考案しました。
北村教授は「ゲーム感覚で改善に取り組みながら発話に悩んでいる人に役立ててほしい。自分の声に自信をもって人生を歩める手助けとなる研究を続けたい」と話しています。