取組概要
共立女子大学は、農林水産省「革新的技術開発・緊急展開事業」産官学共同研究プロジェクト“独自発酵技術による日本オリジナル・ナチュラルチーズの開発”(平成30年4月~令和3年3月)に参画してきました。海外からの輸入品との差別化が難しいナチュラルチーズの分野で、日本独自の醸造技術である“麹”による発酵・熟成技術を応用し、日本オリジナルのソフト系チーズを開発することを目標としました。ソフト系チーズの製造に適した“麹”を育種・選抜するとともに、麹チーズの個性発現のための化学的分析、および発酵・熟成調節等の技術開発が主な研究課題でした。
成果
その研究成果による新商品が、本年5月21日(金)に(一財)蔵王酪農センターより新発売されました。
本技術は、日欧経済連携協定(EPA)や環太平洋経済連携協定(TPP)等の国際貿易環境の変化に対応するために、日本独自のチーズ製造技術として国内チーズ生産者に広く普及させて行く予定です。