取組概要
大学4年間を通じて一人ひとりが自らの就業力を育成する「就業力育成・認定プログラム」を実施しています。
この「就業力育成・認定プログラム」を構成するキャリアデザイン科目の1つである「キャリア形成Ⅳ〈チームワーク・協働〉」(担当教員:本学キャリアセンター勝又特別任用教授)は、学生が「協働」(co-production)を通して社会を理解し、卒業後も視野に入れたライフ・キャリアのデザインを行うことを目的としており、本学と連携・協力協定を締結している小田急電鉄株式会社のご協力をいただき開講している授業です。
今年度は、小田急電鉄株式会社の担当者を招聘し、小田急グループのCSRと、EMot(MaaSアプリ)、ONE(暮らしに役立つサービスプラットフォーム)について学びました。
また、EMotについては「小田急沿線居住の、学生や若い子育て世帯が抱える、日常生活の移動に関する困りごとを解決するために、EMotや小田急グループの交通サービスを活用したサービスを考えよう」というテーマが、ONEについては「小田急沿線に愛着をもち、使いつづけられる小田急(ONE)サービスを設計しよう」というテーマが提示され、履修者はチームでアイデアを検討し、社員の方に向けて発表しました。
成果
社員の方からは、「経営ビジョン等を良く調べており、それに沿った形での提案がされている」「目の付けどころが優れている」「実用化の可能性もあるのでは」等の評価をいただきましたが、学生にとっても、第一線で活躍している社員の方からフィードバックをいただくことで、社会人の仕事観・職業観に触れ、社会の実像や実際の仕事内容について多くのことを学ぶ機会になりました。
今後も小田急電鉄株式会社のご協力もいただきながら、この授業を通じて、学生がキャリア形成に必要なチームワークや協働についての理解を深めていくよう努めてまいります。