取組概要
慶應義塾大学理工学部電気情報工学科の斎木敏治教授、同大学同学部システムデザイン工学科の山本詠士専任講師、同大学大学院理工学研究科の中山牧水(博士課程3年、産業技術総合研究所技術研修員)らは、産業技術総合研究所デバイス技術研究部門の齊藤雄太研究グループ付らと共同で、アリの群れにおいて見られるようなフェロモン相互作用を、水中で自己推進運動するヤヌス粒子系に実装することに成功しました。
成果
相互作用の大きさを変調させることによって、ヤヌス粒子集団の中に、コロニーを形成する運動状態や隊列を形成する運動状態を創発しました。本研究成果は、2023年2月22日(米国東部時間)に米国科学雑誌『 Proceedings National Academy of Sciences (PNAS)』に掲載されました。