人権教育やインクルーシブ・コミュニティ構築を推進
取組概要
2月27日、教職員のためのSOGI(性的指向と性自認)に関する研修を西宮上ケ原キャンパスのG号館で行いました。
前半は、大学で起こった事例を含めて、SOGIや性的少数者などについて講義しました。
後半はグループにわかれ、ディスカッションを実施。
成果
「学生が『自分はアセクシャルじゃないかと悩んでおり、誰に対しても恋愛感情が持てないことを学生支援相談室のカウンセラーに相談したら、そのカウンセラーからはまだ若いんだから心配することない。きっとそのうち人を好きになるから大丈夫と言われた』と泣きながら訴えてきた」「ゼミ生同士で同性婚についてディスカッションをした際に、ゼミ生から『同性愛者は子どもができないので結婚制度を作る必要性はない』『同性愛者は気持ち悪いので結婚を認めるべきではない』という意見が出た」といったケースに教職員としてどのように対応するかを議論しました。
どのグループも活発に意見を交わしました。
関西学院は、ダイバーシティ(多様性)を力とする「垣根なき共同体」を目指して、2010年9月に「インクルーシブ・コミュニティ宣言-インクルーシブ・コミュニティ構築に向けて」(2014年3月改訂)を制定。
また、インクルーシブ・コミュニティを実現するため、「インクルーシブ・コミュニティ実現のための基本方針と行動指針」を2020年4月1日に策定しました。
今回の研修はじめ、2013年度より「関学レインボーウィーク」を開催するなど、様々な取り組みを行っています。