取組概要
専大生と教職員が交流しながら、社会課題の解決策を考える「ミストミラージュプロジェクト」の今年度初となるワークショップが2023年6月28日、神田キャンパスで行われた。年齢や立場の違いを超えた自由な対話を通じて新たな気づきなどを得ることを目指しているプロジェクト。今回は、学生7人と本学職員8人が「ワクワクする専修大学作り」のアイデアを共に考えた。
ミストミラージュプロジェクトとは、「Catch the mist(霞を掴む)」と「Find a mirage(蜃気楼を見つける)」を組み合わせた造語で、昨年、経営学部ビジネスデザイン学科の学生4人が立ち上げた。これまでに教育や環境、ジェンダーをテーマに、学生と教職員が意見を交わしてきた。運営メンバーは10人に増え、今年度から専修大学公認サークル「SENDAI TEKITO Lab」として活動中だ。
成果
ワークショップでは初めに専修大学の魅力、続いて専修大学に対して“もやもや”と感じていることをチームごとに話し合い、発表した。魅力としては「学生ファースト」「講座やカリキュラムが充実している」「国際交流が盛ん」などの意見が出た。都心の神田と自然豊かな生田にキャンパスがあることを魅力としてあげる声も多かった。“もやもや”としては「他学部との交流が少ない」などの意見があがった。
こうした魅力や課題を踏まえ、専修大学の今後の可能性について考えた。「事務連絡や情報共有にSNSを活用する」「学生と教職員が一緒になって取り組めるイベントを増やす」といった学生からの提案に職員は深くうなずき、「挑戦してみたいことがあれば気軽に相談してほしい」と応えていていた。
今年度初回となるワークショップを、松木健一理事長・今関満夫常務理事が視察。松木理事長は、「学生や職員の貴重な声を聞くことができた。『学生ファースト』という言葉があったが、学生の成長は何よりの喜びだ。一緒により良い大学にしていきましょう」と参加者に語りかけた。代表の山本美也さん(経営4)は、「学生と教職員がフラットに話し合う機会は貴重で、そこから魅力的なアイデアが生まれると思う。今後もさまざまなイベントを企画するので、多くの人に参加してほしい」と語った。