取組概要
「世界とつながる仕事で活躍する女性の育成」を目指している国際キャリア学科（ICD）では、２年生、３年生を対象に毎年度、集中講義として、国際ビジネスの現場で学ぶ「国際ビジネス・インターンシップ」や「国際ビジネス・フィールドワーク」を国内外の企業の協力を得て、実施しています。これらは「現場」「現地」での学びを重視する国際キャリア学科（ICD）のカリキュラムの重要な柱となっています。
今夏は「国際ビジネス・インターシップ」の一環として一昨年度、昨年度に続き、株式会社ジェイエア様と提携したエアライン研修を大阪・伊丹空港の同社本社で行い、国際キャリア学科２年生、３年生、計１６名が参加しました。
成果
学生たちは大阪入りした初日に伊丹空港のランプエリアとターミナルを見学させていただいたのに続き、２日目は①JALグループとジェイエアの紹介、②現役の客室乗務員の方による客室乗務員の業務に関する講座、③機内サービス、機内設備・備品に関する実習を受けた後、グループワークで取り組む課題として「お客さまの満足度向上につながる新しい形の機内サービスを考え、実践してみよう！」を提示いただきました。
３日目はグループワークに取り組み、４日目にはモックアップでドリンクサービスと機内アナウンスの実習、緊急脱出と救命胴衣着用を体験し、グループワークでとりまとめた結果のプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションの後には講師の皆様から丁寧なご講評をいただきました。そして、研修の最後には現役の客室乗務員の方々との懇談会とインターンシップの振り返りを行いました。
懇談会では今年、ジェイエアに客室乗務員として入社した国際キャリア学科６期生のK.Oさん（福岡県立春日高等学校出身）とS.Kさん（福岡県立武蔵台高等学校出身）も講師として後輩達の指導に当たって下さいました。
研修後に提出されたレポートからは、学生たちが４日間の研修を通して大きく成長した様子が伝わってきました。お忙しいなか、心を込めてご指導いただきましたジェイエアの講師の皆様、本当にありがとうございました。
なお、国際キャリア学科（ICD）が航空会社と提携して実施しているエアライン研修は着実に参加学生の進路の実現に繋がっており、一昨年度のジェイエア研修に参加した学生からは３名が今年から客室乗務員としてのキャリアをスタートしました。また、今年は昨年度のジェイエアとスターフライヤーでの研修に参加した学生を中心に既に１０名が航空会社の客室乗務員に内々定しています。
2024.04.16
教育 研究
