
取組概要
同志社大学OBで、株式会社プレイド代表取締役CEOの倉橋健太氏を招いたトークイベント「深山大沢、龍蛇を生ず 起業せずにはいられなかったvol.2~普通の文系学生が就職を経てスタートアップを興し、上場を果たすまで」を1月20日、同志社大学今出川キャンパスで開催した。学生時代に培った経験が起業にどう役立ったのかなど、時折ユーモアを交えた倉橋氏の話に、参加者たちは熱心に聴き入った。
成果
イベントには学生や学外の起業支援機関関係者ら32人が参加した。 倉橋氏は、同志社香里中学・高校、同志社大学法学部を卒業後、楽天株式会社に入社し、楽天市場のマーケティング担当などを経て、2011年にプレイドを創業。CX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE(カルテ)」をリリースして急成長を遂げ、2020年に上場した。
倉橋氏は学生時代を振り返り、大学時代にサッカーサークルを立ち上げて運営した経験が、社会に出てからも役に立ったと説明。「学生の武器は時間。無目的でいろいろできる学生時代じゃないとできないことは何か」と話し、学生時代にできることを考えてほしいと話した。
起業に向けては、「どんな旗を立てるのかが大事。魅力的な旗を立てたから仲間が集まった」と指摘。さらに「目的と『なぜ』をつなげて話せないと人はついてこない」と訴えた。
また、「失敗で怖いのは学びがないこと」と話し、「(自分にとって)不相応なものに躊躇なく手を挙げられるか。6割いけると思うならやった方がいい。手を挙げてなんぼ。結局そっちの方が失敗しない」と挑戦することの大切さを説いた。
会場からは質問が相次ぎ、予定時間内で全ての質問に応えることが出来なかったため、イベント終了後は倉橋氏に質問のある参加者たちが行列を作った。