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東京都

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取組内容

教育研究

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企業

武蔵野大学

株式会社イトーキと共同で非認知能力を評価する学習成果証明システム開発!

2023年12月25日

取組概要

 データサイエンス学部中西 崇文准教授、岡田 龍太郎助教は株式会社イトーキと共同で非認知能力(ディスカッション能力やプレゼンテーション能力、分析能力等)を評価する学習成果証明システムを開発しました。企業がインターンシップ参加学生に本証明を発行することで、学生は就職活動時に自身の非認知能力を企業や団体に証明することが可能になります。

■学習成果証明システム開発の経緯
 学生の就職活動と企業の採用活動には、非認知能力が伝わりにくいという課題がありました。学生の非認知能力(ディスカッション、プレゼンテーション、分析能力など)は、記憶力や計算力などの認知能力と比べて、面接官に伝えるのが難しいものでした。同様に、企業側も学生がアピールする非認知能力を評価するのは、それを裏付けるエピソードがあっても困難でした。この課題を解決するため、インターンシップを評価する学習成果証明システムの開発を第一ステップとして行いました。このシステムを使うことで、学生は自身の非認知能力を外部に証明できます。また、客観的な評価を行うため、システムの開発には中西准教授と株式会社イトーキが以前から共同開発していた「グループワーク分析システム」を活用しました。
 「グループワーク分析システム」とは、会議やグループワークの録音データ(声の大きさや間の取り方、強調の仕方等)と録画データ(表情や身振り手振り等)を可視化して分析するものです。このシステムを使用することで、発話量や盛り上がりの推移などの抽出、参加者それぞれの個性、役割、会議への貢献度などを客観的に導き出すことができます。

成果

 9月4日(月)~15日(金)に行われたデータサイエンス学部のインターンシッププログラムで本システムを利用し、参加学生5名(3年生)に学習成果証明を発行しました。
 本システムは質的評価と量的評価の両軸で非認知能力を評価します。質的評価はインターンシップ参加者である学生間の他己評価と教員ならびにインターン事務局による管理者評価から算定しました。量的評価はグループワーク分析システムを活用し、算出した発話時間や授業中の作業時間の記録を自動集計しました。
 評価項目については武蔵野大学独自の学びのサイクルである「響学スパイラル」を参考に、①課題発見・目標設定能力②ディスカッション能力③クリエイティブ能力④プレゼンテーション能力⑤評価・分析能力の計5つの評価軸を設定しました。これまで、グループワークにおける非認知能力の評価については、教員をはじめ採点者の主観に頼っていた背景がありますが、グループワーク分析システムによる量的評価を掛け合わせることで効率的かつ客観的な評価が可能となりました。

■インターンシップに参加したデータサイエンス学部3年生
 これまではインターンシップに参加したという事実しか示すことができなかったが、インターンシップを通して評価された能力をNFTを利用して客観的に、企業に証明できる点が学チカを伝える先進的な手段であると思いました。
※ 学チカ:就職活動やインターンシップ活動で必須とされている「学生時代に力を入れたこと」の略称。

■データサイエンス学科 学科長 中西 崇文准教授
 株式会社イトーキとは日頃から、共同研究を進めており、本学が提唱する「響学スパイラル」に基づくグループワークの可視化や振り返りシステム、学生のスキルや知識をNFTで認証し、公開・アピールする仕組みの研究も行っています。今回のインターンシップ活動で、これらの研究が実際の現場での実用化に向けて進展したことを嬉しく思います。今後も共同研究、インターンシップ活動を進めると同時に、学生が実践的な力をつける場を創造していきたいと思います。

■株式会社イトーキ DX推進本部デジタルソリューション企画統括部 統括部長 大橋 一広氏
 インターンシップや産学連携/共同開発課程で、学科ディプロマ・ポリシーや独自プログラム「響学スパイラル」で育まれる非認知能力の発揮場面を可視化し、「振返り・評価」の仕組みとして実践しました。学生・教職員・企業が到達したい成果の目線を合わせ、多面的かつ公平な力量の評価証明として取り組みました。学生が自信と信用もって自己表現・アピールできる活用を期待し、開発に取り組んで参ります。

関連リンク

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000195.000067788.html

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