取組概要
2024年1月21日、大東文化大学板橋キャンパスにて「板橋区書き初め大会in大東文化大学」が行われました。
本学創立100周年にあわせ2022年から2024年の3カ年にわたり行っている記念イベントで今回が最終3回目の実施となり、板橋区立の小・中学校に通学している児童・生徒約300人が参加しました。
今回は「板橋区書き初め大会in大東文化大学」の様子を学生取材スタッフが取材しました。
当日の天候は雨で気温が低い中、体育館には多くの生徒が集まり書き初め大会がスタート。
初めに大東文化大学の高橋進学長、坂本健板橋区長、板橋区観光大使の杉浦太陽さんからの挨拶があり、日頃の成果を発揮し思いを込めて揮毫してほしいと述べられました。
続いて大東文化大学書道部による書道パフォーマンスが行われました。
壁一面の大きな書道用紙には板橋区に関係するワードが書かれていき、最後は杉浦太陽さんによって「板橋区」の文字が揮毫されました。
書道パフォーマンスが終了し、いよいよ揮毫の時間となりました。
静寂の中、一人ひとりが緊張感を持ち揮毫する姿からは、日々の努力や書に対する思いがひしひしと伝わってきました。
成果
ここで学生取材スタッフは、早めに揮毫を終えた数名の児童・生徒に書き初め大会への感想を話してもらいました。
小学4年生……緊張したけど楽しかった。
小学4年生……書き初め大会の参加は2回目だった。今年は去年より上手く書けた。
小学5年生……上手くできると良いなと思って書いた。自分の中では上手く書けたと思う。
小学6年生……緊張したけど上手くかけて良かった。学校の習字より上手く書けた。
中学1年生……緊張したけど静かで集中でき、いつもより上手く書けた。
話の中から児童・生徒の多くは上手に書けたことが伺えます。
また昨年の書き初め大会にも参加した児童・生徒もいたようで、昨年に比べて良い作品ができたと話してくれました。
児童・生徒の揮毫が終了し、板橋区教育委員会中川修一教育長により、「皆さんの一生懸命な揮毫を見ていて心が洗われた。この素晴らしい日本の伝統を大切に、すばらしい1年になることを祈念したい」と総評があり、書き初め大会は終了となりました。
書き初め大会の後は多目的ホールにて餅つきが行われました。
会場には臼と杵が用意され、参加者はMCの声に合わせて「よいしょ!」と元気よく餅を搗(つ)いていました。餅つきの後は記念品として大東まんじゅうが配られました。
ここまで書き初め大会の様子を紹介しました。
最後に、今回の書き初め大会では、提出された作品の中から「特別賞(大東文化大学学長賞、板橋区長賞、板橋区教育委員会教育長賞、板橋区観光大使杉浦太陽賞、大東文化大学書道研究所所長賞)」「金賞」、「銀賞」、「銅賞」が選出されます。
そして特別賞受賞者の作品は、板橋区役所内1Fプロモーションコーナー(3/25(月)正午~4/1(月)正午まで。3/31(日)9時から17時まで臨時開庁で閲覧可)にて展示、また特別賞受賞者の作品や本人コメント等が掲載された本大会の特集号(新聞)を制作し、板橋区内の小中学校に配布しました。
100周年記念事業の一環であるこの書き初め大会は今年の開催をもって終了となりますが、このイベントをきっかけに書道、そして大東文化に興味を持ってもらえたらと思います。
学生取材企画ディレクター:西脇港斗