取組概要
11月28日(木)、商学部「グローバル・ビジネス論(担当:藤川 昇悟教授)」の授業において、西日本鉄道株式会社 海外開発事業部より、永田耕三氏、廣田千恭氏(19期卒・文学部)、山本湧大氏(23期卒・経済部)の計3名の社員をお招きし、「海外不動産開発の事業展開」と題した特別講演が行われました。この講演は、商学部70周年事業の一環として行われたもので、約360名の学生が出席しました。
講演では、同社の会社概要や事業戦略、海外不動産開発の事業展開と今後の展望などについて紹介されたほか、鉄道会社が海外事業を展開する背景や目的についても触れられ、国内で培ったノウハウを活かして現地の発展に寄与する役割について説明がなされました。永田氏は、海外事業の業務のやりがいとして、現地パートナーとの意思疎通を深めることや、まちが生まれる瞬間に立ち会えることを挙げました。
講演後には質疑応答が行われ、海外進出先の選定基準や国内事業と比較して現地パートナーとビジネスを進めるうえでの難しさなど、多くの学生から質問が寄せられました。最後に永田氏は、学生に向けて「積極性や主体性、チャレンジ精神を大切にしてほしい。ぜひグローバル・ビジネスに関心を持ち、当社にも興味を持っていただけたらうれしいです」と述べました。
成果
参加した学生からは「西鉄がフィリピンやインドネシアで大きなまちを作っていることに驚いた」、「先輩方が若手のうちから、海外で大きな仕事に取り組まれていることを知って、嬉しかった」、「『海外事業には言葉の壁があるが主体性や積極性を持って動き、コツコツと語学を磨けば必ず克服できる』という言葉に勇気づけられた」、「私も日本の常識を押し付けるのではなく、相手の国の環境や文化を尊重し、交流していける人材になりたい」といった感想が寄せられ、海外事業の第一線で活躍する担当者から業務ややりがいについて学ぶとともに、グローバル・ビジネスへの理解を一層深める貴重な機会となりました。