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関西学院大学

学生グループ「UNIVERS&」がヨビノリたくみ氏をゲストに招き高校生向けイベント「『きっともっと宇宙を好きになる』~広がれ、きみの宇宙~」を開催

2025年4月2日

取組概要

 3月25日、子どもたちに宇宙の面白さを伝える本学の学生グループ「UNIVERS&(ユニバーサンド)」が、ヨビノリたくみ氏をゲストに招いた高校生向けイベント「『きっともっと宇宙を好きになる』~広がれ、きみの宇宙~」を西宮上ケ原キャンパスで開催しました。UNIVERS&は、山下音緒さん(理学部物理・宇宙学科4年)ら4名が2021年春にアカデミックコモンズ・プロジェクト※として立ち上げた、「一人ひとりが“宇宙”を想像することで、思いやりの心を広げる教育を届ける」ことを理念に掲げるグループです。
 今回のイベントは、UNIVERS&が宇宙の魅力を伝えるオリジナル科学絵本『広がれ、きみの宇宙』を制作した記念として開催したものです。

※アカデミックコモンズ・プロジェクト 神戸三田キャンパスにあるアカデミックコモンズの施設・備品を一定期間専有し、グループが協働して、自分たちの掲げた目標に挑戦することで、生きた学びを実践する取り組み。

成果

 イベントの冒頭では、当グループの代表である山下さんが活動の軌跡や今回のイベントに協力してくれた方々へのお礼を述べました。

 その後、UNIVERS&のメンバーが「『まるで宇宙旅行』~Mitakaを使った宇宙旅行体験~」を実施。国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトが開発している4次元デジタル宇宙ビューワーMitakaをスクリーンに投影し、月や太陽、太陽系の属する天の川銀河などを巡りながら、それぞれの特徴やスケールの壮大さを解説しました。

 続くクイズ大会は、来場者に加えてヨビノリたくみ氏も参加。「宇宙で二番目に多い元素は?」「日本の歴史上の人物の名前がついているクレーターが存在する惑星は?」などさまざまなクイズが出題され、老若男女問わず白熱した戦いが繰り広げられました。

 イベントの後半では、「宇宙を学ぶ意義」をテーマに、ヨビノリたくみ氏が講演しました。ヨビノリたくみ氏は「宇宙を『研究』する意義としては」と前置きしたうえで、「人類の起源に迫ることができ、同時に未来の危機に備えることができる」と話しました。一方で、「宇宙を『勉強する』意義としては、教養につながると思っている」とし、「子どものころはSNSで流行っているコンテンツやTVドラマなど、共通する知識・情報が多い。しかし、大人になるとだんだん違う世代や異なる興味関心を持つ人たちとの交流が増える。そんなときに話のきっかけになるのが、宇宙。宇宙は誰しも夜空を見上げれば観測することができ、全人類共通の身近な話題だから、盛り上がる。また、最近は特に流行りが廃れるスピードが速くなっているが、宇宙はすごくゆっくり進むドラマのようなもので、廃れることもない。皆さんも今日のイベントで宇宙に興味が湧いたら、ぜひ勉強してみてほしい」と語りました。

 最後にはヨビノリたくみ氏への質問コーナーがあり、学生から挙がった「宇宙に興味を持っているがどのように学べば良いか」という質問には、「まずは『Newton』のような科学雑誌を読んで楽しみながら宇宙を学ぶのがおすすめ。もっと専門的に学びたければ、宇宙分野が多く出てくる高校の『地学』をあらためて勉強するのも良い。化学や物理などを受験期で一通り学んでから『地学』に入ると、知識もスムーズに入ると思う」とアドバイスしました。

 質問コーナーは時間いっぱいまで続き、最後は全員で記念撮影をして終了。会場全体で宇宙の魅力を共有できた、有意義なイベントとなりました。

関連リンク

https://www.kwansei.ac.jp/news/detail/5398

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