実施地域
愛媛県
概要・成果
○本学では平成27年度に「学生による社会連携活動の支援」を制度化し、学生の自発的な社会連携(貢献)活動や、自治体や企業等から依頼のある社会連携(貢献)活動に必要な旅費や消耗品、保険料などを補助することで、本学が取り組む社会連携(貢献)活動の拡大をはかり、地域の活性化をめざしている。
○愛媛県が実施する過疎集落の環境維持保全や地域の伝統行事等の継続のためにボランティアを派遣する事業「元気な集落づくり応援団マッチング事業」にも登録し、愛媛県から依頼のある活動についてもこの制度を利用して学生に周知し、本学が必要経費の支援を行っている。平成28年度はこの制度を利用して、25件、延べ212名の学生が社会連携活動を実施した。
○学生が過疎化が進む集落のお祭りやイベントなどにボランティアとして参加することで伝統行事が継続され、また、若者がいない集落にとっては活気のあるものになることで、集落の方にも非常に喜んでいただいている。
取組の工夫
○これまで地域貢献活動やボランティア活動に関する情報提供は大学の掲示板で行うだけで、参加する学生もほとんどいなかった。平成27年度から開設した本事業により、年度始めのガイダンスや大学ホームページ、学内誌等で、「学生による社会連携活動」の参加希望者を募り、希望者を登録することで、学外から依頼のある社会連携活動の情報を学生にメールで送信している。
○また、活動をするためには現地に向かう旅費や消耗品などが参加学生の負担になり、参加しづらい面もあるが、本学がそれらの経費を支援することで地域貢献活動などに参加しやすくした。
○更に、参加する学生のボランティア保険についても大学が掛け、安心して参加できるようにしている。