取組概要
学生一人一人が主体性を持って学ぶ本学のリベラルアーツの体験を通して、無限に広がる学問の世界の一端に触れ、その学びの先につながる現実世界の課題に対峙できる次世代の育成を目指すものとして、高校1、2年生を対象に実施している。
昨年(令和2年)に続き第二回目となる今回は、本学のリベラルアーツ教育、日英バイリンガリズムの環境を生かし、人文科学、社会科学、自然科学、学際的研究と幅広い分野から計4コース、日本語または英語での開講とし、本学の教育を体験できるものとしました。 教員と参加者、また参加者同士の双方向性が持てるよう、各コースは20人から30人の少人数とすることで、高校までの教室の授業とは異なる体験をしてもらうことを目指しました。
プログラムは、各回、講義とグループワークを織り交ぜることで、全ての参加者が、初回は、緊張の面持ちで臨んでいた高校生たちも、回を重ねるにつれ仲間とのディスカッションや教員への質疑応答の場面で積極的な姿勢が見られるようになり、変化と成長が感じられました。本学学生がファシリテーターとして参加したコースでは、学生が高校生に適切なアドヴァイスを行い、必要に応じてグループワークをサポートするなど、自らの学びの経験を生かし、プログラムをより充実した学びの場とするための重要な役割を果たしていました。
最終回では、グループワークの他、ディベートやプレゼンテーション大会など、それぞれの教員の工夫を凝らしたプログラムの集大成となりました。
成果
日本全国からさまざまな背景や価値観をもつ仲間との協働は、普段の学校生活で経験するのは難しいものであり、大学が提供する高大接続プログラムならではの成果を得たという声が高校生からありました。