取組概要
このたび、慶應義塾大学生理学教室の伊東大介特任教授、内科学教室(神経)の下濱祥助教を中心とした、慶應義塾大学病院メモリーセンターのメンバーからなる研究チームは、認知症診療において、アミロイドPET検査とタウPET検査の併用により診断、治療、その後の管理が大きく改善されることを明らかとしました。
成果
これまでの通常診察、検査では、認知症の診断は2-4割が誤診であると報告されていました。今回二つのPET検査施行後、認知症診断が約35%、治療や管理も約30%変更されたことがわかりました。したがってPET検査を施行することで認知症診療が大きく改善する可能性が示唆されました。
本研究成果は2022年9月29日(太平洋標準時)の国際医学雑誌 Neurology(オンライン版)に掲載されました。